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山のなかで



山の土を踏みしめ
風の声を聞いて
空を見上げる

山のなかの
ちっぽけな私
山に溶けてなくなりそうな私

手を伸ばし
木肌に触れて
息を吐く



00:27 | | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

おんぷ



音は

長いの、短いの
高かったり、低かったり
力強いのやら、繊細なのやら

それらが連なり流れ出し
くるくる地球を取り巻いて

音楽だ



22:16 | | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑

青 色



心が青色に支配された
何色の絵の具で塗り替えられる?

青色に赤や黄色を重ねたら
それは混濁パレット

それならばいっそ
青色はひたすら青色のままで

青色が透明感を増し
青空に突き抜けてゆくまで

そこから新しい灯りのようなものが生まれ
またようやく一歩 歩き出せるまで



00:39 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

五月の風が



五月の風が 窓から吹き込み
カーテンがまあるく膨らむ

ふくらみを ぎゅっと掴んでみると
風はまた しぼり出されて 空へと昇る

ちいさな夏の気配に心揺れて
今年初めて半袖に通してみる両腕

ひろがる 伸びる 空を見上げる
両の手のあいだに薫る空気



00:56 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

お線香と手のひら



あなたの遺影の前で お線香をあげようと
マッチを擦ったら ぼわっと炎が広がり
あわてて手のひらで隠す

それは火葬場での記憶
あなたを煙に包んで見送った 遠い秋の日

あなたが 今でも炎を怖がるといけないから
丸いゆらめきが 見えないように
手のひらで火影を包んで お線香をともしましょう


00:05 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

お茶漬け



お茶をかけ
お茶をすこし吸ったごはんが
するすると

香ばしい味を撒き散らしながら
喉を流れていく朝餉

お茶漬け もう一杯
そしてまた今日も 新しい一日



00:06 | | comments (18) | trackbacks (0) | edit | page top↑

天 才



もうモーツァルトなんて聴きたくない
そんな言葉をモーツァルトにぶつけてみても
モーツァルトは悠然と天上で微笑むばかり

私がモーツァルトを嫌いになったところで
いつでも誰かがモーツァルトを激しく求めている

この片隅でモーツァルトを聴こうが聴くまいが
今日も世界のどこかで
モーツァルトの仕事はまた再生されている



00:15 | | comments (2) | trackbacks (0) | edit | page top↑

淋しさ



空から流れる蒼い月の光に
湿った空気に震える虫の声に

この世の何に喩えたとしても
今夜のこの気持ちは
結局のところただ一つ

淋しい、

コロンと転がしたいような
ただそんな気持ち



23:19 | | comments (6) | trackbacks (0) | edit | page top↑

カエル



池袋から二時間電車に揺られてきたら
田んぼの新緑のそこかしこから カエルのハーモニー

昔 池袋にいたカエルはどうしたろう

親ガエル子ガエル そして孫ガエルへと
あるいは 命をつなぎつなぎ
必死にここまでたどり着いた 旅ガエルたちか



00:49 | | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑

朝の光



朝の布団からようやく抜け出して
台所へひたひたと足を踏み入れる

そこでは窓から入り込んだ小麦色の光が
ゆらゆらと楽しげに踊っていたものだから

踊りの放つ しいんとした音に聞き入り
光の描く 透明な絵に見入って

お湯を沸かせばいいのか パンを焼けばいいのか
いつもの手順が すっかりわからない



01:15 | | comments (4) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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